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ミツフジコラム

「第12回 猛暑対策展」に出展しました ─ hamon bandシリーズで現場の猛暑リスク対策を支援

2026/07/28

コラム

熱中症対策が義務化された今、現場はどう変わっているのか。2026年7月に東京で開催された猛暑対策展でのミツフジの出展レポートから、現場担当者のリアルな声とともにお伝えします。 ミツフジ株式会社は、2026年7月15日(水)〜17日(金)に東京ビッグサイト東7・8ホールで開催された「第12回 猛暑対策展」(主催:一般社団法人日本能率協会)に出展しました。職場の熱中症対策に特化した専門展示会で、第12回となる今回は出展191社・378ブースと過去最大規模で開催。猛暑対策展・労働安全衛生展・騒音振動対策展・におい対策展の4展合計の個別来場者数は21,358名(前回比約1.3倍)にのぼりました。

目次

なぜ今、熱中症対策が経営課題になっているのか

2025年6月の労働安全衛生規則改正により、WBGT28以上または気温31℃以上が見込まれる作業場などでの熱中症対策が義務化されました(熱中症対策義務化)。また2026年4月からは気象庁が最高気温40℃以上の日を「酷暑日」と正式に呼称するなど、危険な暑さが常態化しつつあります。現場ではWBGT(暑さ指数)による環境測定が広く使われていますが、WBGTはあくまで「その場の環境」を示す指標であり、一人ひとりの体調の変化までは捉えられません。熱中症のリスクを直接左右するのは、皮膚表面の温度よりも体の内部の温度、すなわち深部体温の上昇です。建設・製造業を中心とした現場では、この深部体温の変化をリアルタイムに把握できる仕組みづくりが急務になっています。ミツフジは、ウェアラブルIoTブランド「hamon」シリーズで、この課題に取り組んできました。

ブースで紹介した製品

(画像左から、hamon band S、hamon band V、hamon band N、MITSUFUJI 03)

今回のブースでは、ウェアラブルIoTブランド「hamon(ハモン)」シリーズを中心に展示しました。hamonシリーズは、着用者のバイタルデータから深部体温の変化を推定し、猛暑リスクを可視化する技術が核となっています。現場の使い方に応じて、以下のようにモデルを展開しています。

  • hamon band S(エントリーモデル):スマートフォンや通信環境を一切使わず、デバイス単体でバイタルデータを解析。リスクが高まると3色のLED・振動・音で着用者本人に直接知らせます。通信インフラの整備が難しい山間部・トンネル・地下や、電波遮断が必要な工場でも、導入したその日から使用できます。

 通信環境が整っていない現場・電波遮断エリアに向いています。

  • hamon band V(スタンダードモデル):hamon band Sの機能に加え、お客様からのご要望にお応えした時計機能を搭載した最新モデル。専用アプリ「03Connect」を使い、Bluetooth経由でデバイスの時刻同期ができます。

 通信環境がなく、猛暑リスク対策と時計機能の両立を求める現場に向いています。

  • hamon band N(アドバンスドモデル):LTE通信を内蔵し、スマートフォンを介さずクラウドへ直接データを送信。管理者は現場を離れた場所からでも、作業員全員の猛暑リスクと位置情報をリアルタイムで一元管理できます。

 管理者が遠隔から複数名の体調を一括管理したい現場に向いています。

  • MITSUFUJI 03(ハイエンドモデル):hamon band Nの機能に加え、ストレスや集中度、コンディションの可視化、転倒検知、GPSを搭載。酷暑下での連続作業など、最も厳しい現場環境に対応します。

 体調・ストレス・位置情報を総合的に把握したい、リスクの高い現場に向いています。

  • Air Brave(ファン付き空調ベスト):ペルチェ素子とファンを組み合わせた空調ベスト。身体を外から冷却するアプローチとして、hamon bandシリーズによる深部体温のモニタリングと組み合わせて提案しています。

 熱源の多い工場・製造現場や屋外作業で、身体への冷却効果を高めたい現場に向いています。

なお、hamonブランドにはAGpossをウェアに編み込んだ「着るウェアラブル」hamonもあり、着るだけで連続的な心拍波形を取得し、猛暑リスクやストレスを可視化できます。

これらの技術の中核となる深部体温上昇変化推定アルゴリズムは特許第7175473号として登録されており、深部体温下降変化推定についても特許出願中です。hamonシリーズは累計410万台、導入企業は4,000社以上に上り、創業70周年を迎えたミツフジの主力事業の一つとなっています。また、hamon band S・hamon band N・MITSUFUJI 03はNETIS(新技術情報提供システム)に登録された技術でもあり(登録番号:KT-250012-A)、建設現場での採用検討における信頼材料の一つになっています。

当日のブースの様子

3日間で延べ21,358名(4展合計)が来場した展示会に、多くの方にブースへお越しいただきました。会場では建設・土木・製造・農業・食品など、屋外・現場作業に関わる幅広い業種の方が実機デモに足を止め、「着用者本人の深部体温変化を推定できる」という点への関心が3日間を通じて高かった印象です。

メディア取材3件

今回は3社のメディアから取材をお受けしました。今後の記事・番組公開にご期待ください。

来場者インタビューから見えた現場のニーズ

来場者3名へのインタビューからは、現場の切実な声が集まりました。

商社のご担当者は、熱中症リスクのある人の情報を一元管理できないことが課題だと語りました。「WBGTの値だけでなく、リスクのある人の状態をまとめて把握できる仕組みが必要」という問題意識を持ってブースを訪れていただきました。hamonシリーズをご覧になり、「管理者だけでなく、一緒に働くグループや現場単位で情報を共有できれば、より理想的」とのコメントをいただきました。一人が危険な状態になった際にチーム全体で気づける仕組みへの期待が伝わりました。

建設関連のご担当者からは、「熱中症は本人が自覚できない形で起きることがある。本人が気づけないものをセンシングしてくれるのは非常に良いと思う」という声をいただきました。また、「離れた場所や暑い環境で一人で作業している際に体調が悪化しても、誰にも気づいてもらえないことがある。通信機能があれば、管理者がリアルタイムで状況を把握できて安心」とのコメントもいただきました。

製造業のご担当者からは、Air Braveへの高い関心をいただきました。担当者の職場は熱源が多くWBGT値が非常に高く、空調服と保冷ベストを重ね着して対応しているものの、着用の負担が大きく保冷剤もすぐに溶けてしまうとのこと。現在は30分に1回の休憩所での小休止で対応しているが、生産性への影響が課題だとお話しいただきました。Air Braveをご覧になり、「ペルチェ式でかっこいい。冷却面積も広くてめっちゃ良い。ファンの能力がもう少し上がればさらに良い」と率直な評価をいただきました。

まとめ

今回の展示会を通じて明らかになったのは、熱中症対策は「環境の管理」から「個人の体調の可視化」へと移行しつつあるということだ。

3日間で21,358名規模の展示会への出展、3社のメディア取材対応と、東京における熱中症対策ニーズの高まりを改めて実感した展示会となりました。「体調の可視化」に対する現場のニーズは来場者の声からも裏づけられており、ミツフジは今後も現場で働く人たちの安全を支えるウェアラブル技術の開発と情報発信を続けていきます。 hamonシリーズに関するお問い合わせ・資料請求は、ミツフジ公式サイト(mitsufuji.co.jp)よりお気軽にご連絡ください。

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