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ミツフジコラム

「第7回 九州 猛暑対策展」に出展しました ─ hamon bandシリーズで現場の猛暑リスク対策を支援

2026/07/14

コラム

熱中症対策が義務化された今、現場はどう変わっているのか。2026年6月に福岡で開催された猛暑対策展でのミツフジの出展レポートから、現場担当者のリアルな声とともにお伝えします。 ミツフジ株式会社は、2026年6月24日(水)・25日(木)にマリンメッセ福岡B館で開催された「第7回 九州 猛暑対策展」(主催:一般社団法人日本能率協会)に出展しました。職場の熱中症対策に特化した専門展示会で、第7回となる今回は出展103ブース・64社、同時開催の展示会を含む来場者数は11,808名にのぼりました。前回(第6回)は出展81ブース・50社、同時開催を含む来場者数6,374名と比べ、規模が大きく拡大しています。

目次

なぜ今、熱中症対策が経営課題になっているのか

2025年6月の労働安全衛生規則改正により、WBGT28以上または気温31℃以上が見込まれる作業場などでの熱中症対策が義務化されました(熱中症対策義務化)。現場ではWBGT(暑さ指数)による環境測定が広く使われていますが、WBGTはあくまで「その場の環境」を示す指標であり、一人ひとりの体調の変化までは捉えられません。熱中症のリスクを直接左右するのは、皮膚表面の温度よりも体の内部の温度、すなわち深部体温の上昇です。建設・製造業を中心とした現場では、この深部体温の変化をリアルタイムに把握できる仕組みづくりが急務になっています。ミツフジは、ウェアラブルIoTブランド「hamon」シリーズで、この課題に取り組んできました。

ブースで紹介した製品

今回のブースでは、ウェアラブルIoTブランド「hamon(ハモン)」シリーズを中心に展示しました。hamonシリーズは、着用者のバイタルデータから深部体温の変化を推定し、猛暑リスクを可視化する技術が核となっています。現場の使い方に応じて、以下のようにモデルを展開しています。

  • hamon band S(エントリーモデル):スマートフォンや通信環境を一切使わず、デバイス単体でバイタルデータを解析。リスクが高まると3色のLED・振動・音で着用者本人に直接知らせます。通信インフラの整備が難しい山間部・トンネル・地下や、電波遮断が必要な工場でも、導入したその日から使用できます。

  → 通信環境が整っていない現場・電波遮断エリアに向いています。

  • hamon band V(スタンダードモデル):hamon band Sの機能に加え、お客様からのご要望にお応えした時計機能を搭載した最新モデル。専用アプリ「03Connect」を使い、Bluetooth経由でデバイスの時刻同期ができます。

  通信環境がなく、猛暑リスク対策と時計機能の両立を求める現場に向いています。

  • hamon band N(アドバンスドモデル):LTE通信を内蔵し、スマートフォンを介さずクラウドへ直接データを送信。管理者は現場を離れた場所からでも、作業員全員の猛暑リスクと位置情報をリアルタイムで一元管理できます。

  → 管理者が遠隔から複数名の体調を一括管理したい現場に向いています。

  • MITSUFUJI 03(ハイエンドモデル):hamon band Nの機能に加え、ストレスや集中度、コンディションの可視化、転倒検知、GPSを搭載。酷暑下での連続作業など、最も厳しい現場環境に対応します。

  → 体調・ストレス・位置情報を総合的に把握したい、リスクの高い現場に向いています。

なお、hamonブランドにはAGpossをウェアに編み込んだ「着るウェアラブル」hamonもあり、着るだけで連続的な心拍波形を取得し、猛暑リスクやストレスを可視化できます。 これらの技術の中核となる深部体温上昇変化推定アルゴリズムは特許第7175473号として登録されており、深部体温下降変化推定についても特許出願中です。hamonシリーズは累計410万台、導入企業は4,000社以上に上り、創業70周年を迎えたミツフジの主力事業の一つとなっています。また、hamon band S・hamon band N・MITSUFUJI 03はNETIS(新技術情報提供システム)に登録された技術でもあり(登録番号:KT-250012-A)、建設現場での採用検討における信頼材料の一つになっています。

当日のブースの様子

2日間で延べ200名以上の方にブースへお越しいただきました。会場では建設・土木・製造・農業・食品など、屋外・現場作業に関わる幅広い業種の方が実機デモに足を止め、「着用者本人の深部体温変化を推定できる」という点への関心が両日を通じて高かった印象です。

他社製品からの乗り換え検討が目立った

印象的だったのは、すでに他社製品を導入している企業の担当者から「乗り換えを検討したい」「比較情報を教えてほしい」という声が多かったことです。熱中症対策ツールの市場が成熟し始め、導入企業が精度・機能・コストのバランスを改めて見直す段階に入っていることがうかがえました。

既存ユーザー・商談中企業もご来場

hamonシリーズの既存ユーザーにもブースへお越しいただきました。また、商談中の複数企業の担当者にもご来場いただき、展示会の場で直接ご説明する機会となりました。2日目にはメディアからの取材もお受けしました。

来場者インタビューから見えた現場のニーズ

来場者へのインタビューからは、現場の切実な声が集まりました。

農業関連法人のご担当者は、「暑さに耐えられる人と耐えられない人の差を可視化できないことが一番の問題」と語りました。製品を見て感じたポイントとして、「深部体温を推定できることに加えて時計の機能もある点が良かった。他で時計を2本がけしなくていい」という実用的な観点を挙げていただきました。ゴムバンドのため蒸れにくく、バンドを拭いて清潔に保てる点も、屋外作業を想定した際のメリットとして評価されていました。

建設業のご担当者からは、「現場の作業員は最後の最後、本当に動けなくなるまで我慢してしまう。管理者が事前に把握できる仕組みが必要」という声をいただきました。LTE通信に対応したモデルへの関心も高く、「通信系があるほうが管理しやすい」とのコメントをいただきました。

商社のご担当者からは、「2年ほど前から熱中症対策への意識が非常に高まっている。ウェアラブル自体を持つ人も増えてきており、定着も進むのでは。認知度が上がれば需要がさらに高まると思う」という、業界トレンドを踏まえたコメントをいただきました。

まとめ

今回の展示会を通じて明らかになったのは、熱中症対策は「環境の管理」から「個人の体調の可視化」へと移行しつつあるということだ。

2日間で200名以上の来場者との接点、複数の商談中企業との現地でのやり取りと、九州エリアにおける熱中症対策ニーズの高まりを肌で感じた展示会となりました。「体調の可視化」に対する現場のニーズは来場者の声からも裏づけられており、他社製品からの乗り換え検討が相次いだことは、hamonシリーズの機能・精度への評価の高さを示しているものと受け止めています。

ミツフジは今後も、現場で働く人たちの安全を支えるウェアラブル技術の開発と、こうした展示会を通じた情報発信を続けていきます。hamonシリーズに関するお問い合わせ・資料請求は、ミツフジ公式サイト(mitsufuji.co.jp)よりお気軽にご連絡ください。

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