「熱中症アラートのアプリ、結局どれを入れれば良いんだろう」
上記のように思いながら検索している方も多いのではないでしょうか。
無料アプリの選択肢が増えた近年では、iPhoneとAndroidの対応状況もバラバラで、比べるだけでも一苦労です。
熱中症アラートアプリは、用途に合わせた使い分け(組み合わせ)がおすすめです。
この記事では、無料の熱中症アラートアプリ10選をiOS・Android・Apple Watch対応状況つきで徹底比較します。
環境省・気象庁・民間サービスまで主要アプリの特徴をまとめているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
熱中症アラートアプリを選ぶ前に知っておきたいこと
熱中症アラートアプリを正しく活用するには、一定の基礎知識を押さえておくのがおすすめです。
ここでは、WBGTの意味とアラートの種類の違いを確認します。
WBGTとは
WBGT(暑さ指数)とは、気温・湿度・輻射熱の3つの要素から算出される熱中症予防のための指標です。
単純な気温とは異なり、人体が実際に受ける熱ストレスをより正確に反映できる点が特徴です。
日常生活においては数値が28℃以上で「厳重警戒」、31℃以上で「危険」とされています。
さらに33℃以上になると、環境省・気象庁による熱中症警戒アラートの発表基準です。
多くのスマホアプリは、このWBGT予測値をもとに通知をしています。
WBGTについては、以下のページもぜひご参照ください。
【内部リンク】WBGT(6月執筆分)
熱中症警戒アラートと熱中症特別警戒アラートの違い
熱中症警戒アラートは、翌日または当日のWBGTが33℃以上になると予測される場合に、環境省・気象庁が発表するものです。
一方、熱中症特別警戒アラートは2024年から運用が始まった、より深刻度の高い情報です。
都道府県内のすべての暑さ指数情報提供地点で、WBGTが35℃以上になると予測される場合に発表されます。
過去に例のない危険な暑さが予想される際の、最上位の警戒情報です。
アプリによって両方に対応しているものとそうでないものがあるため、選ぶ際のポイントになります。
無料の熱中症アラートアプリおすすめ10選
ここでは、熱中症対策に役立つ無料アプリを10本、厳選して紹介します。
まずは下の比較表でiPhone・Android・Apple Watchへの対応状況と、熱中症特別警戒アラートへの対応可否を確認してみてください。
| アプリ名 | iPhone | Android | Apple Watch | 料金 |
|---|---|---|---|---|
| 環境省公式LINE | 〇※1 | 〇※1 | △※2 | 無料 |
| 熱中症警戒 – 気象庁 | 〇 | × | × | 基本無料 |
| ウェザーニュース | 〇 | 〇 | 〇 | 基本無料 |
| Yahoo!防災速報 | 〇 | 〇 | 〇 | 無料 |
| tenki.jp | 〇 | 〇 | × | 基本無料 |
| お天気ナビゲータ | 〇 | 〇 | × | 無料 |
| LINE WORKS | 〇※1 | 〇※1 | △※2 | 無料 |
| 熱中症警戒計 | 〇 | × | × | 無料 |
| Q助 | 〇 | 〇 | × | 無料 |
| 熱中症ナビ | 〇 | × | × | 無料 |
※1:LINEが使える端末であれば対応可能
※2:Apple Watch専用アプリがあるわけではないが、LINEの通知がApple Watchに届く
環境省公式LINEアカウント(iOS/Android)
環境省が公式に運営するLINEアカウントで、WBGT予測値と警戒度を前日18時・当日7時の1日2回配信します。
最大5か所まで地域を登録できるため、自宅と職場など複数の地点をまとめて管理したい方にも便利です。
熱中症特別警戒アラートにも対応しており、専用アプリのインストール不要でLINEの友だち追加だけで使い始められます。
公式情報を手軽に受け取りたい方に、まず試してほしいアプリです。
熱中症警戒 – 気象庁(iOS)
気象庁が提供する公式アプリで、全国各地のWBGTと都道府県別の暑さ指数をリアルタイムで確認できます。
現時点(2026年7月時点)ではiOSのみの提供でAndroidには対応していないため、Androidユーザーは別のアプリを選ぶ必要があります。
熱中症特別警戒アラートにも対応しており、App Storeでのユーザー評価も高い点が特徴です。
気象庁の公式情報をそのまま受け取りたいiPhoneユーザーに向いています。
ウェザーニュース(iOS/Android)
4年連続「予報精度NO.1」を獲得した、国内最大級の天気アプリです。
(出典:ウェザーニュース)
1kmメッシュの高解像度データをもとに48時間先まで予報をチェックでき、熱中症危険度を「ほぼ安全」から「非常に危険」までの6段階で表示します。
天気予報と熱中症対策をひとつのアプリでまとめたい方におすすめです。
Yahoo!防災速報(iOS/Android)
熱中症警戒アラートのプッシュ通知に対応した無料アプリです。
Apple Watchとの連携に対応しており、スマホを取り出すことなく危険度をすぐにチェックできる点が便利です。
地震・大雨・台風といった防災情報とまとめて管理できるため、熱中症対策に限らず日常的な安全確認ツールとして平常時からインストールしておく価値があります。
シンプルな操作性で幅広い年代に使いやすい一本です。
tenki.jp(iOS/Android)
日本気象協会公式の天気予報専門アプリです。
1時間ごとの詳細な天気予報や48時間先までの雨雲レーダーに加え、熱中症・花粉など季節に応じた生活情報も確認できます。
気象予報士が天気のポイントを解説するコラムも充実しており、正確な情報をもとに行動したい方に向いています。
基本機能は登録不要・無料で利用でき、iOS・Android両対応です。
熱中症アラート – お天気ナビゲータ(iOS/Android)
日本気象株式会社が提供するアプリで、現在地の熱中症警戒レベルをリアルタイムでチェックできます。
危険度が設定したレベルを超えると通知音やポップアップで知らせてくれるため、こまめにアプリを開く手間がありません。
過去24時間の熱中症指数の推移をグラフで振り返れる点も特徴で、時間帯ごとの変化を把握したい方に向いています。
iOS・Android両対応で、幅広い端末で使えます。
詳細は以下より
iOSはこちら
Androidはこちら
LINE WORKS 熱中症アラートアプリ(iOS/Android)
ビジネスチャットツール「LINE WORKS」のトークルーム上で、WBGTと熱中症への警戒度を受け取れるサービスです。
前日18時頃・当日7時頃の1日2回配信され、受け取った通知を別のトークルームへ転送すれば複数人への共有も可能です。
稼働は夏季のみで、フリープランを含む全プランで無料で利用できます。
屋外での業務が多い職場の熱中症対策に向いています。
熱中症警戒計(iOS)
気象庁の観測データをもとに、熱中症の危険度を「危険・厳重警戒・警戒・注意・ほぼ安全」の5段階で表示するアプリです。
最大5か所まで地点を登録でき、10分ごとにデータが更新されます。
シンプルな画面構成でわかりやすく、幅広い年代に使いやすい点が特徴です。
2026年7月現在では、iOSのみ対応です。
全国版救急受診アプリ「Q助」(iOS/Android)
総務省消防庁が大阪大学医学部附属病院の協力を得て作成した公式アプリです。
症状を選択すると、緊急度に応じて「今すぐ救急車を呼びましょう」から「引き続き様子をみてください」の4段階で表示されます。
その後、近くの医療機関やタクシー・搬送事業者の検索も行えます。
熱中症が疑われる際の初動判断ツールとして、他のアプリと併用する形で導入しておくと安心です。
熱中症ナビ(iOS)
熱中症に関する知識や予防・対処法を学べる情報提供型のアプリです。
危険度の数値チェックだけでなく、熱中症の症状・原因・応急処置の手順といった基礎知識をアプリ内でまとめて確認できます。
「熱中症についてきちんと理解したい」と考える方や、家族や職場のメンバーへの啓発ツールとして活用したい方に向いています。
知識を深めながら日々の対策に活かしたい人におすすめのアプリです。
スマホアプリで対応できない現場にはウェアラブル型
これまで紹介したスマホアプリは、環境省や気象庁のWBGTをもとに「その場所の危険度」を通知するものです。
しかし同じ気温・同じ場所でも、激しい作業中の人と休憩中の人では体への負担がまったく異なります。
スマホアプリはあくまで周辺環境の数値を届けるものであり、一人ひとりの体の状態までは把握できません。
こうした限界を補えるのが、ウェアラブル型のデバイスです。
心拍や脈波などのバイタルサインをリアルタイムで計測し、個人の体内変化を直接検知します。
デバイス本体のLEDや振動で本人に知らせる仕組みのため、スマホを確認する余裕がない屋外作業中でも機能します。
管理者が複数人の状態を遠隔で一括把握できるタイプや、GPS機能で位置情報を管理できるタイプも登場しており、職場全体の安全管理への活用が広がっています。
個人の熱中症リスクを可視化する「hamon band」
スマホアプリが「その場所の環境」を測るのに対し、hamon bandは「装着者個人の体」を測るウェアラブルデバイスです。
脈波から深部体温の変化をリアルタイムで推定する、世界初の特許アルゴリズムを搭載しています。
「倒れてから対処する」のではなく、「体内の変化を検知して先手を打つ」安全管理を実現できる点が最大の特徴です。
| モデル | こんな現場に |
|---|---|
| hamon band S | シンプルに熱中症リスク対策を導入したい |
| hamon band V | リスク対策に加えて時計機能も求める |
| hamon band N | クラウドで一元管理・SOS発信まで対応したい |
| MITSUFUJI 03 | 転倒検知やデータ分析レポートも必要な現場 |
各モデルの詳細については、以下のページからご確認ください。
熱中症アラートアプリとhamon bandで熱中症対策を
熱中症アラートアプリは、環境省や気象庁の公式情報をもとにWBGTの警戒度を手軽に受け取れるツールです。
無料で使えるものが多く、個人の熱中症対策の入口として非常に有効です。
一方、屋外での作業や多くのスタッフが働く職場環境では、スマホアプリだけでは個人の体の状態を把握しきれないケースがあります。
個人の深部体温変化をリアルタイムで検知するhamon bandを組み合わせることで、より確実な熱中症対策を実現できます。
hamon bandの各モデルの詳細については、以下のページからご確認ください。





