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ミツフジコラム

リスクアセスメントとは?目的・実施手順・危険源の考え方を解説

2026/06/16

リスクアセスメント
コラム

「リスクアセスメントとはどのような手法か、目的が知りたい」
「リスクアセスメントの実施手順や効率良く進める方法が知りたい」

このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

リスクアセスメントは職場内に潜むリスクが明確になり、労働災害を防ぐ上で重要な手法です。

また、事業者には労働安全衛生法に基づき、リスクアセスメントの実施が求められています。

安全な職場環境を整えるためにも、リスクアセスメントを実施しましょう。

本記事では、リスクアセスメントの概要や目的を解説します。実施手順や効率良く進めるポイントも紹介するので、参考にしてみてください。

目次

リスクアセスメントとは簡単にいうと労働災害の予防手法

リスクアセスメント

リスクアセスメントとは職場に潜む危険性や有害性を事前に評価し、労働災害を未然に防ぐための手法です。具体的には、次の一連の手順を指します。

具体的な手順
  • 事業場にある危険性や有害性の特定
  • リスクの見積り
  • 優先度の設定
  • リスク低減措置の決定

アセスメントには、「査定する」や「評価する」といった意味があります。つまり、リスクアセスメントとはリスクの可能性や、発生時の負傷もしくは疾病の重篤度などからリスクの大きさを評価した上で、必要な対策を実施することです。

リスクアセスメントの目的

リスクアセスメント

リスクアセスメントの導入目的は、災害に至るリスクをできる限り取り除き、労働災害が生じない職場環境を整えることです。職場内にリスクがあると、災害や健康障害を引き起こすだけでなく、事業活動にも影響をおよぼします。

また、事業者には労働安全衛生法に基づき、リスクアセスメントの実施が求められています。
参考:労働安全衛生法|e-Gov法令検索

事業者がリスクアセスメントの結果に基づいた対策を講じることで、従業員の安全と健康の確保が可能です。

労働安全衛生法の目的や主な義務については、以下の記事で詳しく解説しています。義務への対応を効率化するための実務ポイントもまとめているので、参考にしてみてください。

関連記事:労働安全衛生法(5月執筆分)

リスクアセスメントの考え方

リスクアセスメント

リスクアセスメントを実施するにあたって、労働災害が発生する仕組みの理解が重要です。

ここでは、労働災害が発生するプロセスや、リスクアセスメントに重要な危険源について解説します。

リスクアセスメントの考え方を確認していきましょう。

労働災害が発生するプロセス

リスクアセスメントを考えるにあたって、労働災害発生のプロセスを理解しておくことが重要です。人が作業を行う際は、危険源と接します。

人と危険源が接することでリスクが発生し、安全衛生対策に不備があった場合、労働災害に至ります。労働災害が発生する具体的なプロセスは、以下のとおりです。

プロセス具体例
人と危険源が接する人が高速回転する旋盤(危険源)を使用して作業する
安全衛生対策に不備がある安全カバーが外れている
労働災害手が巻き込まれて指を切断するといった労働災害が発生する

労働災害が発生するプロセスを理解しておくことで、リスクアセスメントを効果的に進められるだけでなく、十分な安全衛生対策の検討が可能です。

以下の記事では、安全配慮義務違反の基本的な意味や対象範囲について詳しく解説しています。事例も紹介しているので、安全配慮義務対策を考えている方は参考にしてみてください。

関連記事:安全配慮義務違反 事例(5月執筆分)

リスクアセスメントで重要な危険源とは

危険源はバザードとも呼ばれており、リスクが生じる原因で、労働者に負傷または疾病を生じさせる根源です。また、労働安全衛生法で危険源は「危険性または有害性」と表現されています。労働災害を防ぐためには、危険源を見抜くことが重要です。

危険源の具体例は、以下のとおりです。

危険源の種類具体例
機械的危険源・可動装置
・フォークリフト
電気的危険源感電
熱的危険源・火傷
・火災
・爆発
生物学的危険源・カビ
・ウイルス
化学物質的危険源・発がん性物質
・有機溶剤
高所・墜落・転落
・転倒

リスクアセスメントを考える際は、危険源に注目しましょう。

リスクアセスメントの実施手順

リスクアセスメントは、以下の手順で実施します。

具体的な手順
  1. 危険源を洗い出す
  2. リスクの見積もりを行う
  3. 優先順位を設定してリスクの低減措置を実施する
  4. 残留リスク評価を行う

各手順と流れを解説するので、参考にしてみてください。

1.危険源を洗い出す

リスクアセスメントでは、まず危険源を特定しましょう。危険源の特定により、発生する可能性がある労働災害を特定できるためです。危険源の特定とは、危険性または有害性が災害に至るまでのプロセスを予測することをいいます。

労働災害に至るプロセスは、「危険性または有害性+現象」で表すことが重要です。具体的には、「~なので、~して(人と危険源が接する)+~になる(労働災害)」と表現します。

危険源を特定するための情報源は、以下のとおりです。

具体的な情報源
  • 作業手順
  • ヒヤリハット
  • 安全施工サイクル
  • 災害・事故事例
  • 安全目標の達成評価
  • 前年度の災害発生状況

危険源はすべての作業を対象に、工程ごとに特定します。

以下の記事では、各業種のヒヤリハット事例をまとめています。ヒヤリハットが発生する主な原因も解説しているので、参考にしてみてください

関連記事:ヒヤリハット事例集(5月執筆分)

2.リスクの見積もりを行う

危険源を特定したあとは、労働災害が発生する可能性や被害の大きさをもとにリスクレベルの見積もりを行います。リスクの見積もり方法は、リスクの要素を数値化する方法と数値化しない方法の2種類です。

数値化する場合、ケガの重要性や発生の可能性を数値化し、数値演算してリスクを見積もります。また、数値化しない場合の見積もりには、リスクの大きさの順に序列を決めて行う方法や枝分かれ図を用いた方法があります。

見積り方法にはさまざまな種類がありますが、以下の項目は事前に定義しておきましょう。

具体的な項目
  • 被害の大きさ
  • 危険有害要因への接近頻度
  • 災害発生の確率

リスクの見積もりは、さまざまな観点から行ったほうが適切な見積もりができるため、複数人で実施しましょう。

3.優先順位を設定してリスクの低減措置を実施する

リスクが高いものから、優先的にリスク低減措置を検討します。リスク低減措置とは、リスクアセスメントの結果に基づき、労働災害を防ぐための具体的な対策のことです。

法令に定められた事項がある場合、必ず実施する必要があります。

安全衛生対策の優先順位は、以下のとおりです。

安全衛生対策の優先順位概要
1.本質的対策危険な作業の廃止・変更や、危険性・有害性の低い材料へ代替など、仕事の計画段階からの除去または低減の措置を実施
2.工学的対策ガードやインターロック、安全装置などの設備対策
3.管理的対策マニュアルの整備や立ち入り禁止措置、教育訓練などの管理的対策
4.個人用保護具の使用保護手袋の使用など除去・低減しきれなかったリスクに対して実施

リスク低減措置では、危険作業をなくしたり身体への有害性を見直したりといった本質的安全対策からはじめます。

4.残留リスク評価を行う

残留リスクとは、リスク対策実施後に残るリスクのことです。残留リスクを特定し、許容できる範囲内かどうかを評価し、追加対策の必要性を判断する必要があります。残留リスクを把握することで、継続的な安全管理につながります。

また、労働者に対しては決め事を守るべき理由や、どのようなリスクから身を守るかなどの残留リスクを周知することが重要です。

また、リスクアセスメントの実施状況や効果を定期的に評価し、見直しや改善を検討します。次年度の安全衛生管理計画などに反映させ、解決を図りましょう。

リスクアセスメントを効率良く実施するやり方

リスクアセスメント

ここでは、リスクアセスメントを効率良く実施するやり方を2つ解説します。

具体的なやり方
  • 評価表やチェックリストを活用する
  • IoT機器や安全管理システムを導入する

自社に適した方法でリスクアセスメントを実施する参考にしてください。

評価表やチェックリストを活用する

リスクアセスメントを効率良く実施する方法として、テンプレートの活用が効果的です。評価表やチェックリストのテンプレートの活用により、危険源やリスクの洗い出しや整理がしやすくなります。

また、評価表やチェックリストを活用すると評価基準を統一できるため、担当者ごとの判断のばらつきを抑えられ、リスクの見落とし防止につながります。

リスクアセスメントの評価表やチェックリストは、厚生労働省が公開しているものもあるため、活用して効率良く取り組みましょう。

IoT機器や安全管理システムを導入する

IoT機器の活用は、作業環境や危険兆候をリアルタイムで把握しやすいメリットがあります。また、安全管理システムを導入することで、評価表の管理や情報共有の効率化を図れます。

「従業員の体調データを一元管理で見える化し、リスクアセスメントを効率良く実施したい」

このようにお悩みなら、ミツフジの猛暑リスク対策用スマートウォッチ「hamon bandシリーズ」がおすすめです。

「hamon bandシリーズ」では、データを一元管理で見える化し、従業員の体調をリアルタイムで把握可能です。

着用者の脈波から深部体温上昇および下降の変化を推定・可視化できるアルゴリズムを搭載しており、猛暑リスクを色、バイブレーション、音、ディスプレイ表示で事前にお知らせします。

「hamon bandシリーズ」は、4つのモデルが展開されており、それぞれのスペックは以下のとおりです。

hamon band Shamon band Vhamon band NMITSUFUJI 03
時計表示×
深部体温上昇・下降アルゴリズム搭載(猛暑リスク検知)
歩数検出××
着脱検知××
画面表示(色or表示の変化)とバイブレーションでアラート
※赤の警告時に「音」でお知らせ
×◯
※赤の警告時に「音」でお知らせ
LTE通信機能(e-SIM内臓)××
Cloudでデータ管理××
管理画面で一元管理××
転倒検知×××
ストレス×××
コンディション×××
集中度×××
データ分析、管理レポート出力××
GPS取得××
※SOS発信時とアラート発生時のみGPS取得可能
勤怠管理×××
SOS発信××
防水・防塵IP67×◯

hamon band Sは、シンプルな機能で「猛暑リスクを手軽に実施したい」と考える企業向けで、hamon band Vは、その基本機能はそのままに時計表示を加えた2026年の最新モデルで、「猛暑リスク対策と時計機能の両立」を求める企業に適しています。

一方、hamon band N・MITSUFUJI 03は、猛暑リスク対策のお知らせ機能に加え、e-SIM搭載によるクラウド連携で従業員の状態を可視化できる点が特長です。

予算や現場の運用方法に合わせて、自社に合うモデルを選んでみてください。

リスクアセスメントに関するよくある質問

リスクアセスメント

ここでは、リスクアセスメントについて、企業からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

リスクアセスメントシートの書き方例は?

リスクアセスメントシートには、以下3つの項目を記載します。

具体的な項目
  • 作業名
  • 危険性・有害性により発生のおそれのある災害
  • 既存の災害防止対策

リスクアセスメントシートの記入例は、以下のとおりです。

出典:リスクアセスメントのすすめ方|厚生労働省

製造業や建築業、物流業は工具・機械設備名の項目を追加するのがおすすめです。作業や業種によってリスクは異なるため、記入例を参考の上、自社に適したリスクアセスメントを実施しましょう。

リスクアセスメントの評価基準は?

リスクアセスメントの評価基準は企業ごとに設定可能です。安全面におけるリスクは、主に以下3つの項目から評価します。

具体的な項目
  • 重篤度
  • 発生の可能性
  • 危険性又は有害性に近づく頻度

評価基準の目安として、バイタルデータを活用するのも効果的です。たとえば、猛暑リスクではこれまで経験や勘に頼って評価していましたが、個人のバイタルデータからログ解析することで本人のリスク傾向がわかります。

猛暑リスクの低減につながる上に、基準値を明確にしやすくリスクアセスメントで活用するのにおすすめです。

リスクアセスメントを理解して労働災害を未然に防ごう

リスクアセスメント

リスクアセスメントは、職場の危険源を見える化し、労働災害を未然に防ぐ上で重要です。優先順位をつけて対策を検討できるだけでなく、危険な状況や事故につながる兆候に気づきやすくなり、労働災害の発生防止につながります。

本記事で紹介した手順を参考に、リスクアセスメントを実施し安心して働ける職場づくりを目指しましょう。

「リスクアセスメントを効率良く実施したい…」

このようにお悩みの方には、ミツフジが提供するスマートウォッチ「hamon bandシリーズ」がおすすめです。

hamon bandシリーズは、深部体温の変化を推定する世界初の特許技術が搭載されており、従業員の猛暑リスクを正確に把握できます。

hamon band N・MITSUFUJI 03のモデルには、e-SIMを搭載しており、クラウドとの連携により、従業員の健康状態の一元管理が可能です。

無料相談を受け付けております。具体的な機能や導入事例を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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