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ミツフジコラム

見守りシステムとは?主な種類や工場・高齢者施設での選び方を解説

2026/06/17

見守りシステムとは?主な種類や工場・高齢者施設での選び方を解説
コラム

「見守りシステムって、どんな仕組みなの?」
「自社の工場や高齢者施設に合う見守りシステムの選び方は?」

このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。

見守りシステムとは、センサーやカメラ、ウェアラブル機器などを使って、人の状態や行動を遠隔で把握する仕組みのことです。異常や危険を早期に検知できるため、事故や体調不良の未然防止に役立ちます。

近年は、人手不足の深刻化や安全管理への意識の高まりを背景に、工場や建設現場、高齢者施設、在宅介護など幅広いシーンで導入が広がっています。

本記事では、見守りシステムの仕組みや種類、導入メリット、選び方、おすすめ製品まで詳しく解説します。自社の現場や施設に合った見守りシステムを選ぶ際の参考にしてみてください。

目次

見守りシステムとは|人の状態を遠隔で把握するための仕組み

センサーでつながる

見守りシステムとは、センサーやカメラ、ウェアラブル機器などを活用し、人の状態を遠隔で把握する仕組みのことです。

主な仕組みは、現場に設置または人体に装着した機器が体調や行動、周囲の環境といったその情報を管理者が確認できるようにするものです。

製品によっては異常の兆候を検知した際に通知する機能もあり、事故や体調不良の早期発見につながります。

主な導入先|工場や高齢者のいる施設・自宅など

見守りシステムは、工場や建設現場、高齢者施設、自宅など、さまざまな場所で導入されています。

導入目的は現場によって異なりますが、共通するのは「異常や危険の兆候を早期に把握したい」というニーズです。

代表的な導入先は以下の通りです。

スクロールできます
導入先主な見守りシステム
工場・建設現場・熱中症対策用スマートウォッチ
・猛暑リスク検知スマートテキスタイル
・転倒検知・SOS発信機能付きウェアラブル端末
高齢者施設・転倒検知カメラ
・離床センサー
・見守り介護ロボット
在宅介護・GPS端末
・安否確認センサー
・見守りカメラ

見守りシステムは、安全確保だけでなく、スタッフや家族の負担軽減、人手不足対策としても活用されています。

普及が広まった背景|人手不足や安全管理への意識の高まり

見守りシステムの普及が進んでいる主な背景は、人手不足の深刻化と安全管理に対する意識の高まりです。

例えば、介護業界では深刻な人材不足が続いており、少ない職員数で多くの利用者を見守らなければならない状況が増えています。限られた人員のなかで利用者の安全を確保するため、見守りセンサーやカメラといった見守りシステムの導入が進んでいます。

また、近年は記録的な猛暑が続いており、建設現場や工場では熱中症対策が大きな課題となっています。しかし、従業員本人の自己申告や管理者の目視確認だけでは、体調の変化を早期に把握できないケースも少なくありません。

そこで、スマートウォッチやスマートテキスタイルなどのウェアラブルデバイスを活用し、作業者の体調や熱中症リスクをリアルタイムで把握する取り組みが広がっています。

見守りサービスとの違い

見守りシステムと見守りサービスは似た言葉ですが、意味が異なります。

見守りシステムは、センサーやカメラ、GPS端末、ウェアラブルデバイスなど、人の状態を把握するための機器やソフトウェア、仕組みそのものを指します。

一方、見守りサービスは、見守りシステムを活用して提供されるサービス全体を指します。例えば、異常を検知した際の家族や管理者への通知、コールセンターによる対応、緊急時の駆けつけ支援などが含まれます。

見守りシステムは主に3種類ある【商品例も紹介】

カメラ センサー

見守りシステムは、機器のタイプや設置方法によって主に3種類に分けられます。

  • センサー型見守りシステム
  • カメラ型見守りシステム
  • ウェアラブル型見守りシステム

それぞれの特徴を順番に解説します。

センサー型見守りシステム

センサー型見守りシステムは、ベッドや室内に設置したセンサーによって人の動きや状態を検知するシステムです。

検知した情報を職員や家族へ通知できるため、異常の早期発見や事故の予防に役立ちます。

代表的なセンサー型見守りシステムの種類と特徴は、以下の通りです。

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代表的な商品特徴商品例
人感センサー・人の動きや通過を検知する
・一定時間動きがない場合に通知できる
・e伝之介くん人感センサー|コアフューテック株式会社
・置くだけポール君|株式会社ホトロン
マットセンサー・踏んだことを検知して通知する
・離床や徘徊の把握に役立つ
・マットセンサー| 株式会社ケアコム
・コールマット|株式会社テクノスジャパン
ベッドセンサー・ベッド上の動きや離床を検知する
・転倒事故の予防に活用できる
・ANSIEL|積水マテリアルソリューションズ株式会社
・起き上がりセンサー|ハカルプラス株式会社

離床や徘徊などの異常を検知した際に自動で通知できるため、職員が頻繁に巡回する負担を軽減できます。

限られた人数で見守り業務をする現場では、安全性の向上と業務効率化の両立につながる見守りシステムといえます。

カメラ型見守りシステム

カメラ型見守りシステムは、居室や作業エリアに設置したカメラの映像を通じて、人の状態や現場の状況を確認するシステムです。遠隔からリアルタイムで状況を確認できるだけでなく、AI解析を組み合わせて転倒や異常行動を自動検知する製品も増えています。

現場の状態を視覚的に把握できるため、センサーでは把握しにくい行動や周囲の状況まで把握しやすい点が特徴です。工場のラインや倉庫の遠隔監視、高齢者施設の夜間巡視補助など、目視と組み合わせた管理に向いています。

商品例としては、ティーピーリンクジャパン株式会社の見守りカメラや、株式会社ラムロックの「みまもりCUBE」などがあります。

なお、映像を扱う特性上、プライバシーへの配慮が欠かせません。導入時には設置場所や運用ルールを明確にし、利用者や従業員への十分な説明が求められます。

ウェアラブル型見守りシステム

ウェアラブル型見守りシステムは、人が身につける機器を活用して状態を継続的に把握するシステムです。腕時計型やリストバンド型、衣服型などのウェアラブルデバイスを装着し、心拍数や活動量、体表温度、体内温度、位置情報などのデータを取得します。

居室内だけでなく、屋外作業や移動中も状態を把握できる点が、ほかのタイプにはない強みです。そのため、工場や建設現場での広い作業エリアにおける安全管理や、高齢者が移動する行動範囲全般など場所を問わない見守りに活用されています。

ウェアラブル型見守りシステムの主な機能は以下の通りです。1つのデバイスに複数の機能が搭載されている製品も多く登場しています。

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主な機能特徴
熱中症リスク検知機能・心拍数の変化や体表温度、体内温度から熱中症リスクを検知して通知する
・体調変化の早期発見に役立つ
転倒検知・SOS発信機能・転倒や衝撃を検知した際に自動で通知する
・緊急時には利用者自身がSOSを発信できる
GPS機能・GPSを活用して現在地を確認できる
・移動ルートや滞在場所の把握に活用できる

ミツフジ株式会社(弊社)の猛暑リスクを可視化するリストバンドならびにスマートウォッチ「hamon bandシリーズ」は、上記機能がすべて搭載されたモデルが用意されています。当商品には、深部体温の変化を推定する世界初の特許技術が採用されています。

深部体温とは、脳や内臓など身体の中心部の温度を指し、外気温などの影響を受けにくい指標です。そのため、表面温度のみを測定する方式と比べて、誤作動が起こりにくい点が特長です。

従業員の猛暑リスクを色、バイブレーション、音、ディスプレイ表示で事前に知らせ、水分補給や休憩を促します。

また、e-SIMを搭載したモデルも展開しており、クラウドと連携することで、管理画面から従業員の健康状態をまとめて管理可能です。熱中症リスクの高い作業者をリアルタイムで把握できるため、現場の安全管理の効率化にもつながります。

Biodata Bank株式会社が提供する「カナリアPlus」も、熱中症対策向けに開発されたリストバンド型のウェアラブルデバイスです。身体の熱の産出と放出を検知する独自の技術「熱ごもりセンサー®︎」を搭載しており、販売開始から1,800社以上の企業に導入されています。

見守りシステムを導入する主なメリット

アドバイスする女性

ここでは、見守りシステムを導入する主なメリットを、現場のタイプ別に紹介します。

  • 工場・建設現場の場合
  • 高齢者がいる施設や自宅の場合

順番に解説します。

工場・建設現場の場合

工場や建設現場で見守りシステムを導入するメリットは、作業者の安全確保と管理業務の効率化を同時に実現できることです。

例えば、熱中症リスク検知機能が搭載されたウェアラブルデバイスを導入すれば、体調の変化を早期に把握できます。通知を受けた作業者は適切なタイミングで休憩や水分補給ができるため、重症化のリスクを抑えられます。

また、GPS機能や転倒検知機能を備えた商品であれば、広い作業現場にいる従業員の位置情報や安全状態をリアルタイムで把握が可能です。万が一、転倒や体調不良が発生した場合でも迅速な対応が可能となり、現場全体の安全管理強化につながります。

ただし、管理者が目視や声かけだけで全ての作業者の体調を把握するには限界があるのが現状です。そういった背景から、ウェアラブルデバイスを活用して、作業者の健康状態を継続的に把握する取り組みを政府も推奨しています。

熱中症対策の義務化については「熱中症対策の義務化で何をする?対象企業や具体策をガイドラインをもとに解説」の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

以下の記事では、製造業(工場)における熱中症対策の具体的な方法を解説しています。企業の導入事例も紹介しているので、自社の熱中症対策を見直す際の参考になる内容です。

高齢者がいる施設や自宅の場合

高齢者施設や在宅介護の現場で見守りシステムを導入するメリットは、利用者の安全確保と介護者の負担軽減を両立できることです。

例えば、離床センサーや転倒検知機能が搭載されている見守りシステムであれば、利用者がベッドから起き上がった際や転倒した際に自動で通知を受け取れます。そのため、事故の早期発見や迅速な対応につながり、重大なケガの予防にも役立ちます。

また、見守りカメラや安否確認センサーを活用すれば、介護スタッフや家族が常に付き添わなくても利用者の状態を確認可能です。夜間の巡回回数を減らしながら安全を確保できるため、介護負担の軽減や業務効率化にもつながります。

見守りシステムを選ぶ際のポイント

チェックリスト

見守りシステムは製品やサービスによって機能や運用方法が大きく異なります。ここでは、選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

  • 現場の課題に合った機能が備わっているか
  • 現場のスタッフが使いやすいか
  • データの蓄積や分析が可能か

導入後に後悔しないためにも、選定時に確認しておきたいポイントを押さえておきましょう。

現場の課題に合った機能が備わっているか

まず確認すべきは、自社の現場の課題に合った機能が備わっているかどうかです。

例えば、屋外作業が多い建設現場や広い敷地での作業が多い工場では、熱中症リスクの検知や位置情報の把握ができるウェアラブル型が適しています。一方、介護施設で高齢者の転倒や離床を早期に把握したい場合には、離床センサーや見守りカメラを活用したシステムが有効です。

見守りシステムは製品によって搭載機能や通知方法が異なります。そのため「何を見守りたいのか」「どのようなリスクを防ぎたいのか」を明確にしたうえで選ぶことが重要です。

現場のスタッフが使いやすいか

現場のスタッフが日常的に使いやすいかも、見守りシステム選びの大切なポイントの一つです。どれだけ高機能なシステムでも、操作が複雑だったり、装着時の負担が大きかったりすると、現場で運用が定着しにくいためです。

確認したいポイントを以下の表にまとめました。

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種類確認ポイント
装着型の場合(スマートウォッチ型ウェアラブルデバイス、スマートテキストタイル)・重すぎないか
・装着方法が簡単か
・充電頻度が業務の負担にならないか
設置型の場合(カメラ、センサーなど)・設置や初期設定がしやすいか
・通知内容や管理画面が分かりやすいか
・メンテナンスや運用管理の負担が大きくないか

見守りシステムは導入して終わりではなく、継続して活用することで効果を発揮します。そのため、機能だけでなく「現場のスタッフが無理なく使い続けられるか」という視点で選ぶことが大切です。

以下の記事では、熱中症対策向けのスマートウォッチとスマートテキスタイルの特徴や選び方を詳しく解説しています。ウェアラブルデバイスの導入を検討している方は、記事を参考に自社に合った製品を探してみてください。

【関連記事】

熱中症対策ウォッチ

スマートテキスタイル

データの蓄積や分析が可能か

取得した見守りデータを蓄積・分析できる機能があるかどうかも、確認しておきたいポイントです。

見守りシステムは、異常を検知するだけでなく、利用者や作業者の行動履歴・健康状態などのデータを蓄積・分析する機能が搭載された製品もあります。蓄積したデータを活用すれば、事故やトラブルの予防につながる傾向を把握することが可能です。

例えば、高齢者施設では、離床回数や活動状況のデータを分析すると、利用者ごとの生活リズムや体調変化の把握に役立ちます。

また、工場や建設現場では、熱中症リスクや作業者の健康状態に関するデータを蓄積することで、事故が発生しやすい時間帯や環境条件を把握し、効果的な安全対策の立案につなげることが可能です。

ミツフジ株式会社(弊社)の猛暑リスクを可視化するリストバンドならびにスマートウォッチ「hamon bandシリーズ」は、取得したバイタルデータをクラウド上で蓄積・管理できる点が特長です。蓄積されたデータを分析すれば、作業者の健康状態の振り返りや安全対策の強化に活用できます。

見守りシステムに関するFAQ

?マーク

見守りシステムに関するよくある質問を3つ紹介します。気になる質問があれば回答をチェックしてみてください。

見守りシステムと監視カメラの違いは何ですか?

主な違いは、目的と取得できる情報の範囲です。

監視カメラは映像の記録や確認を目的とするのに対し、見守りシステムはセンサーやウェアラブル機器などを活用して人の状態を把握し、異常時の通知や安全管理を支援します。人の健康状態や行動変化まで把握したい場合は、見守りシステムが適しています。

見守りシステムはどのような場所で利用されていますか?

工場や建設現場、高齢者施設、在宅介護、物流倉庫、警備現場など、幅広い場所で利用されています。

工場や建設現場では作業者の安全管理、高齢者施設では夜間巡視の補助、在宅介護では家族による遠隔見守りなど、用途は多岐にわたります。人手不足の現場や、安全管理を強化したい施設では、特に導入ニーズが高い状況です。

見守りシステムを選ぶ際に重要なポイントは何ですか?

「現場の課題に合った機能の有無」「現場スタッフの使いやすさ」「データの蓄積・分析機能の有無」の3点です。

また、複数拠点で運用する場合は一元管理機能の有無も確認しておきましょう。拠点ごとの状況やデータをまとめて管理できるため、管理業務の効率化や迅速な意思決定につながります。

見守りシステムで現場の安全性と業務効率を高めよう

ガッツポーズをする作業員たち

人手不足や安全管理の重要性が高まるなか、見守りシステムは現場運営を支える重要なツールになっています。適切なシステムを導入すれば、異常の早期発見だけでなく、スタッフの負担軽減や業務品質の向上も期待できます。

現場の課題を整理したうえで、最適な見守りシステムの導入を検討してみてください。

建設現場や工場での熱中症対策を強化したい方は、ミツフジ株式会社(弊社)の猛暑対策用スマートウォッチ「hamon bandシリーズ」の導入も選択肢の一つです。製品の詳細や導入に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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