「ウェアラブルデバイスとは何なの?」
「自社に合ったウェアラブルデバイスを導入したい」
このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。
ウェアラブルデバイスとは、身体に装着して利用する電子機器の総称です。
スマートウォッチやスマートグラス、ウェアラブルセンサーなど製品の種類も豊富で、導入目的や利用シーンに応じて最適なデバイスを選択可能です。
近年では、作業者の猛暑リスクの検知や緊急時のSOS発信、ストレス状態の可視化といった機能を搭載した製品も登場しており、建設現場や工場をはじめとするさまざまな業界で導入が進んでいます。
本記事では、ウェアラブルデバイスの基礎知識や主な種類、できることを解説します。ウェアラブルデバイスやおすすめの商品も紹介しているので、参考にしてみてください。
ウェアラブルデバイスとは|身体に装着して使用する電子機器

ウェアラブルデバイスとは、身体に装着して使用する電子機器の総称です。
「ウェアラブル(wearable)」は英語で「身につけられる」を意味する言葉で、手首や頭部、指など身体に装着して利用します。スマートウォッチやスマートグラス、スマートリングなどが代表的なウェアラブルデバイスです。
ウェアラブルデバイスの主な機能は、以下のとおりです。
- バイタルデータ(心拍数・体表温度や体内温度・睡眠データなど)の取得
- アクティビティデータ(歩数・運動量・消費カロリーなど)の計測
- メールや電話、アプリなどの通知表示
- GPSを活用した位置情報の取得・管理
- 電子決済やキャッシュレス決済への対応
これらの機能により、利用者の健康状態や活動状況をリアルタイムで把握できます。
近年では、健康管理や運動記録だけでなく、建設現場や製造業における作業者の安全管理、医療・介護現場での見守りや健康状態の把握などにも活用されています。
労働安全衛生の強化や人手不足への対応、業務効率化のニーズの高まりを背景に、今後さらに企業での導入が進み、活用シーンも拡大していくと考えられています。
ウェアラブルデバイスの主な種類【おすすめの製品も紹介】

ここでは、ウェアラブルデバイスの主な種類を4つ紹介します。
- 腕時計型|スマートバンド・スマートウォッチなど
- 眼鏡型|スマートグラス
- 衣服型|スマートテキスタイル・スマートウェアなど
- 部位特化型|イヤホン・指輪・足元センサーなど
それぞれの特徴とおすすめ製品を順番に解説します。
腕時計型|スマートバンド・スマートウォッチなど
腕時計型は、もっとも普及しているウェアラブルデバイスです。手首に装着して、心拍数や歩数、通知などを確認できます。
主な製品は、スマートウォッチとスマートバンドに大別されます。
スマートウォッチは、健康管理機能に加えて通話やアプリの利用、電子決済など多彩な機能を搭載しているのが特徴です。日常生活からビジネスシーンまで幅広く活用したい方に向いています。
一方、スマートバンドはスマートウォッチよりも軽量かつコンパクトで、歩数や心拍数、睡眠データの計測などに特化した製品が一般的です。シンプルな機能で健康管理に必要な機能を手軽に利用したい方に適しています。
近年では、建設現場・製造業における熱中症対策や従業員の健康管理を目的として、腕時計型のウェアラブルデバイスを導入する企業も増えています。腕時計型は日常的に装着しやすく、業務の妨げになりにくい点がメリットです。また、時計機能を備えている製品が多く、時間確認と健康管理を1台で行えるため、利便性にも優れています。
ここからは、健康管理や作業者の安全管理に活用できるおすすめの腕時計型ウェアラブルデバイスを3つ紹介します。
hamon bandシリーズ|ミツフジ株式会社
hamon bandシリーズは、ミツフジ株式会社(弊社)が提供する猛暑リスク対策用のリストバンドならびにスマートウォッチです。

hamon bandシリーズは、深部体温の変化を推定する独自のアルゴリズムが搭載されています。
深部体温とは、脳や内臓など身体の中心部の温度を指し、外気温などの影響を受けにくい指標です。そのため、表面温度のみを測定する方式と比べて、より安定した猛暑リスクの把握を実現できる点が特長です。
従業員の猛暑リスクを色、バイブレーション、音、ディスプレイ表示で事前に知らせ、水分補給や休憩を促します。
「hamon bandシリーズ」は、4つのモデルが展開されており、それぞれのスペックは以下のとおりです。
| hamon band S | hamon band V | hamon band N | MITSUFUJI 03 | |
|---|---|---|---|---|
| 時計表示 | × | ◯ | ◯ | ◯ |
| 深部体温上昇・下降アルゴリズム搭載(猛暑リスク検知) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 歩数検出 | × | × | ◯ | ◯ |
| 着脱検知 | × | × | ◯ | ◯ |
| 画面表示(色or表示の変化)とバイブレーションでアラート | ◯※赤の警告時に「音」でお知らせ | ◯※赤の警告時に「音」でお知らせ | ◯ | ◯ |
| LTE通信機能(e-SIM内臓) | × | × | ◯ | ◯ |
| Cloudでデータ管理 | × | × | ◯ | ◯ |
| 管理画面で一元管理 | × | × | ◯ | ◯ |
| 転倒検知 | × | × | × | ◯ |
| ストレス | × | × | × | ◯ |
| コンディション | × | × | × | ◯ |
| 集中度 | × | × | × | ◯ |
| データ分析、管理レポート出力 | × | × | ◯ | ◯ |
| GPS取得 | × | × | △※SOS発信時とアラート発生時のみGPS取得可能 | ◯ |
| 勤怠管理 | × | × | × | ◯ |
| SOS発信 | × | × | ◯ | ◯ |
| 防水・防塵IP67 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
利用シーンや管理したい項目に応じて最適なモデルを選択できるため、現場環境に合わせた運用が可能です。
無料相談を受け付けておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
Apple Watch SE 3|Apple Inc
Apple Watch SE 3は、Apple Inc.が提供するスマートウォッチです。
心拍数や手首皮膚温などを計測できる機能を搭載しており、健康管理機能が充実しています。バイタルアプリと連携すれば、日々のバイタルデータを客観的に把握できるため、体調の変化に早く気づきやすい点が魅力です。
また、iPhoneとの連携もスムーズで、通知の確認やアプリの操作に加え、Apple Payによる電子決済にも対応しています。コンビニや交通機関、自動販売機などで、財布やスマートフォンを取り出すことなく支払いを済ませられる点もメリットです。
健康管理から日常使いの利便性まで、幅広いシーンで活用できるスマートウォッチと言えます。
vivoactive5|Garmin Ltd
vivoactive5は、Garmin Ltd.が提供するスマートウォッチです。
睡眠の質を100点満点で採点する「睡眠スコア」や、心拍変動からストレスレベルを把握できる機能を備えており、健康状態を多角的に管理できます。日々のコンディションを継続的にモニタリングしたい人に向いています。
また、身体的エネルギーの残量(=カラダのバッテリー残量)を測定できるGarmin独自の機能も搭載されており、自身では気づきにくい疲労の蓄積を把握し、日々の健康管理に役立てられる製品です。
さらに、最大約11日間のロングバッテリーを実現しているため、こまめな充電を気にせず日常使いしやすい点も特徴です。
眼鏡型|スマートグラス
眼鏡型のウェアラブルデバイス、いわゆるスマートグラスは、視界にデジタル情報を表示できる機器です。
スマートグラスの主な機能は、以下のとおりです。
- ハンズフリーでの情報表示
- AR(拡張現実)コンテンツの表示
- 写真・動画の撮影
- 音声通話
- 遠隔地との映像共有
両手を塞がずに作業できるため、作業の中断を最小限に抑えられます。
代表的な製品例は、Google Glass、Microsoft HoloLens、Vuzixシリーズなどです。価格やバッテリー持続時間が課題でしたが、近年は軽量・低価格モデルも増えています。
衣服型|スマートテキスタイル・スマートウェアなど
衣服型のウェアラブルデバイスは、衣服やインナーにセンサーや導電性繊維を組み込んだタイプです。スマートテキスタイルやスマートウェアとも呼ばれ、着用するだけで身体の状態を計測できます。
衣服を着るだけで心拍数・体表温度や体内温度・呼吸などを継続的に取得できます。装着の負担が少なく、長時間の連続モニタリングに向いている点が特徴です。
代表的な製品例には、ミツフジ株式会社のAGposs®を使ったhamon®、C3fit IN-pulse、Hexoskin、グンゼ株式会社のバイタルデータ取得用ウェアなどがあります。
医療・スポーツ・産業現場で実用化が進んでおり、自然な装着感でデータを取得したい用途に適しています。
スマートテキスタイルについては、以下の記事で詳しく解説しています。スマートテキスタイルの特性や活用例も紹介しているので、関心のある方はあわせてご覧ください。
【関連記事】スマートテキスタイル(記事完成後、内部リンク)
部位特化型|イヤホン・指輪・足元センサーなど
部位特化型のウェアラブルデバイスは、特定の身体部位向けに設計された機器です。
例えば、耳に装着するスマートイヤホン、指に装着するスマートリング、足元に装着するインソール型センサーなどが代表例です。
装着部位や製品に応じて取得できるデータも異なり、睡眠や歩行、心拍数、姿勢などをより詳細に計測できます。
用途に応じて装着部位を選べるため、スポーツ分野や医療分野、研究用途など幅広いシーンで活用されています。
ウェアラブル端末でできる5つのこと

ここでは、ウェアラブル端末でできることを5つ紹介します。
- 健康管理|心拍・体温などを測定して体調変化を把握する
- 作業者の安全管理|熱中症対策や転倒の発見に役立つ
- ストレス・睡眠の管理|ストレス傾向や睡眠状態を可視化して健康維持につなげる
- 位置情報・SOS発信|緊急時の対応を高速化する
- 電子決済|非接触で支払いをスムーズに完了できる
順番に解説します。
健康管理|心拍・体温などを測定して体調変化を把握する
ウェアラブルデバイスの代表的な活用シーンが、健康管理です。
心拍数、体表温度や体内温度、血中酸素濃度、活動量などを連続的に取得できるため、日々の体調変化を客観的に把握できます。健康診断のように一定期間ごとに測定するのではなく、日常生活の中で継続的にデータを取得できるため、小さな体調変化にも気づきやすくなります。
また、スマートフォンや健康管理アプリと連携できる製品も多く、測定データをグラフで可視化したり、過去のデータと比較したりすることも可能です。数値の推移を確認すれば、生活習慣の改善や健康維持に役立てられます。
個人の健康管理はもちろん、従業員の健康増進や健康経営の推進を目的として導入する企業も増えています。
作業者の安全管理|熱中症対策や転倒の発見に役立つ
工場や建設現場、警備など、屋外・高温環境で作業する現場の安全管理にも、ウェアラブルデバイスは活用できます。
心拍数や体表温度・体内温度の連続モニタリングにより、自己申告だけでは把握しにくい体調変化を早期に検知できます。また、猛暑リスクを事前に知らせる機能を備えた製品であれば、熱中症対策にも役立ちます。
2025年6月からは、職場における熱中症対策の強化が求められており、企業はこれまで以上に作業者の健康状態を把握し、適切な対策を講じなければなりません。詳しくは「熱中症対策の義務化で何をする?対象企業や具体策をガイドラインをもとに解説」の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
厚生労働省も熱中症予防対策の一つとして、ウェアラブルデバイスの活用を推奨しています。
ストレス・睡眠の管理|ストレス傾向や睡眠状態を可視化して健康維持につなげる
ウェアラブルデバイスは、ストレスや睡眠の管理にも活用できます。
具体的には、心拍変動(HRV)の分析でストレスレベルを数値化したり、睡眠の質や時間を計測したりする仕組みです。
日々のストレス状態や睡眠傾向を可視化できるため、自身では気づきにくい心身の変化を早期に把握しやすくなります。また、データに基づいて生活習慣を見直せば、健康維持にも役立ちます。
2015年からは、労働安全衛生法により、一定規模以上の事業場に対してストレスチェックの実施が義務化されました。従業員のメンタルヘルス対策に取り組む場合にも、ウェアラブルデバイスは日常的な状態把握を支援するツールとして役立ちます。
ストレスチェックについては、以下の記事で詳しく解説しています。義務化対応や実施の流れも紹介しているので、あわせてご覧ください。
関連記事:ストレスチェック(記事完成後、内部リンク)
位置情報・SOS発信|緊急時の対応を高速化する
GPS搭載のウェアラブルデバイスを使えば、位置情報の把握やSOS発信を活用できます。
職場においては屋外作業者や警備担当者の現在地を遠隔で把握できるため、緊急時や事故発生時の迅速な対応につながります。
本人がSOSボタンを押すと即座に管理者へ通知される仕組みを備えた製品もあり、万が一の事故や体調不良に備えることも可能です。
電子決済|非接触で支払いをスムーズに完了できる
ウェアラブルデバイスには、電子決済の機能を備えた製品もあります。
スマートウォッチやスマートリングをかざすだけで支払いができ、スマートフォンを取り出す必要がありません。コンビニ、駅、自販機など、日常の支払いシーンで活用できます。
代表的な仕組みには、Apple Pay、Google Pay、Garmin Payなどがあります。両手がふさがっているときや、財布・スマートフォンを取り出しにくい場面でもスムーズに決済できる便利な機能です。
後悔しないウェアラブルデバイスの選び方

ウェアラブルデバイスは製品ごとに機能や仕様が大きく異なるため、自社や用途に合うものを選ぶことが大切です。ここでは、後悔しない選び方のポイントを3つ紹介します。
- 取得したいデータと精度を確認する
- 信頼できる実績や導入事例があるか確認する
- 使いやすさや現場での運用性を確認する
順番に解説します。
取得したいデータと精度を確認する
まず確認すべきは、取得したいデータと、その計測精度です。
ウェアラブルデバイスは製品ごとに測定できる項目が異なります。心拍数、血中酸素濃度、睡眠、活動量、体表温度や体内温度など、自社で把握したいデータを取得できるかを確認しましょう。
また、取得できるデータだけでなく、計測精度も重要な比較ポイントです。同じ項目を測定できる製品であっても、測定方法やセンサー性能によって精度に差が生じる場合があります。
例えば、猛暑リスク対策として体温関連のデータを取得したい場合、体表温度のみを測定する方式では外気温や日射などの影響を受けやすく、正確な体調変化を把握しにくいことがあります。一方、深部体温(身体の中心部の温度)を活用する方式であれば、外部環境の影響を受けにくいため、より安定した状態把握が可能です。
このように、ウェアラブルデバイスを選ぶ際は、スペックだけでなく測定技術にも目を向けることが重要です。
信頼できる実績や導入事例があるか確認する
法人での導入を検討する場合は、信頼できる実績や導入事例の有無を確認することがおすすめです。
特に自社と近い業界での導入実績がある製品は、現場特有の課題やニーズに対応してきた実績があるため、導入後の運用もイメージしやすくなります。
参考までに、建設現場や製造現場などで活用されているミツフジ株式会社の「hamon bandシリーズ」の導入事例を紹介します。実際の活用方法や導入効果を確認する際の参考にしてください。


使いやすさや現場での運用性を確認する
使いやすさや現場での運用性の確認も欠かせません。
どんなに高機能な製品でも、装着時の違和感が大きかったり、操作が複雑だったりすると、現場で外されてデータが取得できません。
重量、サイズ、防水性、電池持続時間、装着感、操作画面のわかりやすさなどを業務環境に照らして確認しましょう。複数現場で運用するなら、管理画面の操作性や一元管理機能の使い勝手も重要なポイントです。
ウェアラブルデバイスに関するよくある質問

ウェアラブルデバイスに関するよくある質問を2つ紹介します。気になる質問があれば回答をチェックしてみてください。
スマートウォッチとスマートリングはどっちのデータが正確ですか?
一般論として、計測する項目によって正確性が異なります。
心拍数や運動データはスマートウォッチの方が精度が高い傾向にあり、睡眠データやリラックス時の心拍変動はスマートリングの方が安定して計測できる傾向があります。これは、装着部位と装着の安定性の違いによるものです。
ただし、製品ごとに搭載センサーやアルゴリズムが異なるため、どちらが正確かは一概には言えません。用途に応じて選ぶことが大切です。
ウェアラブルウォッチとスマートウォッチの違いはなんですか?
「ウェアラブルウォッチ」と「スマートウォッチ」は、ほぼ同じ意味で使われることが多い用語です。
厳密には、「ウェアラブルウォッチ」は身体に装着する腕時計型ウェアラブルデバイス全般を指す広い概念で、「スマートウォッチ」は通信機能や多機能性を持つ高機能モデルを指すことが多いです。
販売の場面では用語が混在しているケースもあるため、製品仕様で機能を確認することをおすすめします。
ウェアラブルデバイスを活用して職場の安全性を高めよう

ウェアラブルデバイスは、製品ごとに搭載機能や精度が大きく異なるため、自社の用途に合った製品を選ぶことが重要です。取得したいデータと精度、実績や導入事例、現場での使いやすさを総合的に比較・検討して、自社に最適な製品を導入しましょう。
特に、職場の安全管理を強化したい企業には、猛暑リスク対策や作業者の見守りを支援するウェアラブルデバイスがおすすめです。
「従業員全員の猛暑リスク対策をどうやって進めればいいんだろう…」
このようにお悩みの方には、ミツフジ(弊社)が提供するスマートウォッチ「hamon bandシリーズ」がおすすめです。
hamon bandシリーズは、深部体温の変化を推定する世界初の特許技術が搭載されており、従業員の猛暑リスクを正確に把握できます。
hamon band N・MITSUFUJI 03のモデルにはe-SIMが搭載されており、クラウドとの連携により、従業員の健康状態の一元管理が可能です。
無料相談を受け付けております。具体的な機能や導入事例を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。




